"KIMONO SIDE"

● 特別連載 「よみがえれ!アンティーク着物」
    ある日、たかちゃんが実家のお母さんからすんごい古い羽織をもらってきました。「なんてステキな柄!」たかちゃんの目にはきらきらとお星様が・・・。でも着ようと思うと裄が短くつんつるてん。しかもところどころ生地が傷んで穴があいているしまつ。なんとかなんないかしらん。

    そんなわけで、構想たったの5分でお気楽に始まった企画なのでありました。


<第1回>
     て、目の前に広げられた1枚の羽織。妻たかちゃんが実家のお母さんから譲られた羽織です。黒地に菊の花?が大胆に染め抜かれています。長さも結構長いし、今はやりの長羽織。ところが、裄が短い。たかちゃんは背は158cm、けっして高いほうではありませんが、お母さんははっきり言って背が低い。

     縫い込みは?と思って手で探ってみるとやっぱり少ない。黒の生地を部分的にはぎ合わせて広げれば何とかなるかも・・・。

     しかし、結構シミがあるなぁ・・・と見ていたらあっちこっちに穴が!
    ああ、こんなに穴があったんじゃ仕立て直しは難しいね。残念。
     一度はあきらめた。あきらめたはずなんだけど・・・「でも、ステキよねぇ・・・」と、たかちゃん。

    「よーし、それじゃぁ!これを復刻してみようじゃないか!」

    ということで、現代では失われた生き生きと奔放な柄、渋い独特の色調、アンティーク着物の雰囲気そのままに新品の着物(羽織)として復刻するプロジェクトが始まったのである。

    まず問題になったのが、「どこで作ってもらおうか・・・。」ということ。
    しかしそんなときって、偶然に事が動き出すものなのである。
    まさにグッドタイミングで1通のメールが届いたのである。






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