画像の色について

着物や小物等の画像の色につきましては細心の注意を払い実物のイメージを伝える努力は致しておりますが、
ご覧のディスプレイの種類や個体差によりどうしても色の再現性には限界がございます。
特に「黒」と「濃紺」については紛らわしい場合があり、
今後商品画像にはなるべく正確に色名を明記してまいります。
ご不明の点等ございましたらメールでお問い合わせの上ご注文をお願いいたします。

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<第3回>

● 特別連載 「よみがえれ!アンティーク着物」

<第3回>

通のメールで知り合った京都の某悉皆屋さん。そこにアンティーク着物の復刻の話を持ちかけました。すると、イイ感じのお返事が!これはいけるかもしれない・・・。
というわけで、復刻の依頼を正式にお願いしたのでした。
さあいよいよ動き始めました、まずは具体的にどうやって染めるか染め方を決めます。実物は型染(捺染)だけれど、糸目だけ型を作ってあと友禅でやってもらうことにしました。大量に作るには捺染の方が安くあがるのだけれど、色の数だけ型が必要になってくるので少量生産の場合はかえって割高になってしまうからです。

次は生地です。オリジナルは光沢のない縮緬地。約50年前の羽織なので正直言って今の生地に比べて薄く、風合いも堅い感じです。これから作るので最高級の鬼シボの縮緬も選べるわけですが、粗悪な生地では困りますが、あえて最高級ではなく少し軽めの生地にしようということになりました。実際に普段着でどんどん着ようということなので、ある程度軽い方が使いやすいと思います。生地見本を送ってもらうことにしました。

 早速メールを送り、生地見本を送ってもらう。5反の生地見本の中からあーでもないこーでもないと生地を選ぶ。安い輸入物(中国製)の生地でも良いかと思っていたんですが、結局は国産の丹後に決定。せっかく作るならやっぱりねぇ・・・。
生地を決定したらすぐに送り返します。もちろん、あの羽織も一緒に・・・。翌日悉皆屋さんからメールが届きました。荷物が届いて実物を見てみたら、「糸目型」だけではなく、「伏せ型」も必要だとのこと。ふむふむなるほど・・・。